
SDGsやカーボンニュートラルなどが社会に浸透し、地球環境問題への関心が高まる中、サステナブルへの対応は全ての産業における課題となっています。このような潮流の中、印刷業界としても持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していくことは必要不可欠であると考えています。
カタログやポスターなどの広告宣伝物をはじめ、営業活動で欠かせない名刺や封筒にいたるまで、印刷技術を用いた製品は世の中にたくさん存在しています。これらの製品を全て環境対応の施された仕組みによりカーボンニュートラル化できたなら、印刷業界は今よりももっと地球に優しく、社会に貢献できる産業になると考えています。
カーボン・オフセットサービス
カーボンニュートラルの達成を目指し、印刷物のライフサイクルにおける温室効果ガス排出量を算定し、その排出量をすべてカーボン・オフセットするサービスを提供しています。
印刷物のライフサイクルイメージ
カーボン・オフセットサービスで実現できること
1. SDGsへの貢献をアピール
持続可能な世界を実現するための17ゴールから構成されるSDGs目標のうち、7・11・12・13の項目に貢献します。
2. デザインや素材はそのまま
デザインや紙などを変えることなく、今までのイメージを損なわずに利用できます。
3. 付加価値
- 地球温暖化対策の推進をアピール
- 環境の取り組みを告知するツールに最適
- SDGsに対する取り組みの積極的な開示によるブランドイメージの確立
- 従来の印刷物が「環境対応商品」へ
温室効果ガス(GHG)排出量の見える化
印刷物のライフサイクルにおける温室効果ガス排出量をLCA※に基づき算定いたします。ライフサイクル全体の排出量を算定して、その数値をお客様の印刷物に表示することができます。温室効果ガス排出量を「見える化」することは、カーボンニュートラルの実現に向けた意識改革を促す手助けになります。
※LCAとは、製品やサービスの原料調達から、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通じての環境負荷を定量的に算定する手法です。
サービス提供までの流れ
カーボン・オフセットサービスをご依頼時、温室効果ガス排出量1tあたり12,000円のクレジットを購入していただくことで、カーボン・オフセットが可能になります。
※J-クレジットとは、適切な森林管理による温室効果ガス吸収量を「クレジット」として国などが認証する制度です。
マークの表示とカーボン・オフセット証書
カーボン・オフセットサービスで提供する印刷物に表示する「カーボンニュートラルプリント」マークです。マークとともに算定された温室効果ガス排出量を表示します。
カーボン・オフセットサービスで提供する印刷物には、カーボン・オフセット証書と、J-クレジットの無効化通知書を発行いたします。
日本サステナブル印刷協会(SPA)
日本サステナブル印刷協会は、環境に配慮した印刷の普及を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進することを目的に設立された印刷業界における任意団体で、CO2排出量を算定するツールの提供、カーボンゼロプリント工場の認定、カーボンニュートラルプリントマークの策定、各種カーボンクレジットの手配を行っています。
株式会社アイカは日本サステナブル印刷協会の正会員として2024年に入会、カーボン・オフセットサービスを通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。